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2023/08/21 19:01

近年、日本でもアフリカのスツールの認知度がとても高くなってると思います。
オンラインページもリニューアルしたし、改めてブログで書いてみようかなと思い書いています。



2016
年からアフリカに赴き始めました。
元々はアフリカ民族の仮面が好きで始めた仕事ですが、アフリカの人々に出会い、触れることでさまざまなものをセレクトするようになっていきました。
今ではスツールやラグ、バスケットなどさまざまなものをアフリカでピックアップして日本に持ち帰ってきています。
アフリカ買い付けをする中でいつも大切にしていることがあります。
それは「現地の人から話を聞いて直接購入すること」。

とても当たり前のことなのですが、これにはいろんな意味が含まれています。


私はいつも「ブルキナファソ」を中心とした西アフリカの国へ行きます。
その他はガーナやコートジボワール、トーゴなど。
私が買い付けている「セヌフォスツール」を作っている「セヌフォ」も、そうした西アフリカの民族です。
セヌフォはブルキナファソ、コートジボワール、マリなどに居住している人々です。
「セヌフォ族」というのは、ここ最近では日本でも人気があるアフリカンスツールの一つですから、よく耳にすると思います。
セヌフォ族はとても大きい民族の一つで、いくつかの部族を合わせてセヌフォ族と一括りにしてしまうことがあります。
moja
でもたまに紹介するトゥシャン族などもセヌフォグループの1つです。
上述した「現地の人から購入すること」
細かな定義はセレクトする物によって変わるのですが、セヌフォのスツールに関しては現地のセヌフォ族から購入することに加えて、「彼らが実際に使った物」を選んでいます。(新品はございません)


2016
年に初めてブルキナファソに行った際に、主に首都の
Ouagadougou (ワガドゥーグ)から第二の都市ボボディラッソをメインに買い付けていました。
ワガドゥーグは首都ですが、とてもとても田舎。
草木が少ない。カラッとしている
ボボは緑が増える。ちょっと涼しくなります。
ワガドゥーグは
モシ族8割
他が2割
ボボディラッソならもっといろんな部族が雑多になっている。



ブルキナファソに行った際に、少し時間が余裕があり、南西部にある第二の都市Bobo-Dioulasso(ボボディラッソ)にも行き、そこでセヌフォ族の人たちと出会ったのが始まり。ワガよりも田舎で、緑が多いボボ。今でもガンガン、セヌフォスツールを使ってるのには嬉しくなりました。

ワガからボボまではバスで片道5時間ほど。
治安が悪くなっているので、
(
年々治安が悪くなっており、昨年の買い付け時はボボに行くのを断念。ボボの人たちにワガまで来てもらいました。)



セヌフォではなぜスツールが作られるようになったのか。
今ではテーブルが普及していますが、洗濯機なんかはなく、全て手で洗濯しています。そうした時にスツールがあると楽に生活できますし、食事の時に楽に腰掛けることができます。
そうした地面に近い生活のための「生活の道具」がセヌフォのスツールです。
生活の道具ですから「スツール職人」はいません。すべて無銘です。
みんな自分たちが使うものは自分たちで作っています。大昔の日本の「籠」みたいなものです。
そうしたところが、日本でも長く愛されている理由の一つかもしれません。



セヌフォのスツールは座る前提で作られていて、座り心地が考えられているから、天板がカーブしています。
日本的な使い方では、上に何か置くために使われるので平らなものが好まれたりしますが、本来そういった仕様のものはあんまりありませんので、オススメなのはカーブしているものです。(カーブしていても意外とモノは置けます。)
本来、セヌフォのスツールは一本の木から削り出して作らています。
そうして作ると、天板と脚の年輪が一致していたりしますし、手間をかけて作られる分、大切に大切に補修しながら使われています。
脚が補修されているものも、長年使われてきた証拠です。
補修されながら大切に使われ、実際にセヌフォの人々が使ってきたもの。そういったものを彼らから頂き、日本で紹介させていただくことが、私なりの誠意と、こだわりの1つです。


もちろん店頭で実際に触って、座って見て頂くのが一番ですが、ご来店難しいお客様もたくさん居られると思います。
気になった箇所やサイズ感、重さ、色味など出来る限り分かりやすくお伝え出来ればと思います。
気軽にお問合せくださいませ。
現地の生活の様子を含め、そういったこともお伝えできればと思います。